ON THE ROAD ~Must Go On~

2013年から開始したランニングネタ中心のブログです。宜しく!

トレーニング&コンディショニングセミナー

「トレーニング&コンディショニングセミナー」に行って来ました。

今回で4回目の開催となるセミナー。
テーマは“高機能食品がスポーツパフォーマンスを支える”です。

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【日 時】
2019年7月20日(土)12:40~16:00

【場 所】
虎ノ門日本消防会館ニッショーホール

【出演者】
野口みずき
岩谷産業陸上競技部 アドバイザー
アテネオリンピック金メダリスト

川内優輝
あいおいニッセイ同和損害保険
※今春から公務員ランナー(埼玉県庁)からプロランナーに転向
5月結婚。奥さま水口侑子さんはかつて実業団のデンソーで、全日本実業団対抗女子駅伝競走大会3連覇に貢献したアスリート

・佐藤敏信
トヨタ自動車陸上長距離部監督
日本陸連男子マラソンオリンピック強化スタッフ
※9月の東京五輪ラソン代表選考レース・MGCファイナルに服部勇馬ら4人が出場

杉田正明
日本体育大学教授
日本陸上競技連盟科学委員長
※長年トップアスリートのコンディショニング指導をされてる

【司 会】
福島和可菜
元陸上自衛官、タレント&サブ3ランナー

【内 容】
競技者、指導者それぞれの視点と科学的観点からの考察を交え、アマチュアアスリートに向けてトレーニングやコンディショニングに関する講演とパネルディスカッションを行い、高機能食品がスポーツパフォーマンスに与える影響を紐解くセミナー。

【参加費】
3000円

【参加賞】
協賛社・カネカと日本水産サプリメントセット

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ラン友のスービジさんと新橋駅前のSL前に11時に待合せ。

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ゲストの川内優輝さん話が聞けるのが楽しみで応募しただけに、「春日部大凧マラソンTシャツ」で参加してみました!

ファミレスでランチ&雑談。

12時になったので、会場の虎ノ門日本消防会館ニッショーホール)に向かいました。

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セミナー参加者の写真撮影禁止だったので、開始前の会場雰囲気のみ。

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12時40分セミナー開始

1)杉田教授の講演
2)全員でのパネルディスカッション
3)抽選会
青梅マラソン出走権、沖縄100Kウルトラマラソン出走権、さいたま国際マラソン出走権など

以下、メモをそのまま記載。
上手く纏める事は出来てません。

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(1)杉田教授の講演

・コンディショニング・・ 体調管理
リカバリ・・ 疲労回復、食事、睡眠
・トレーニング・・ 効果的トレーニン

高地トレーニン
筋肉刺激、血液増加、低酸素
3週間~
短期間でも効果有り

1)暑熱対策ポイント

40度を超えると運動が持続出来ない
運動前に深部体温を35~36度まで下げる

プレクーリング
手のひら、足裏、頬を冷すのが効果的
手のひらには動脈と静脈がつながるポイントがある→血液が全身を巡り内部から冷やす
15度位が良い
冷たすぎると逆効果
・アイスベスト・タオル+冷水浴+アイススラリー

運動中クーリング
・手のひら、頭を冷やしながらの運動
・メンソールの口内洗浄・・ 熱感覚

2)脱水を防ぐ

・汗でNa、K、Ca等が損失する
・体内水分・・ 10~20分毎に200~250ミリリットル
・尿の色・・レモネード色より濃いと脱水状態

3)体調管理

・メインは食事。
・足りない栄養素をサプリメントで補う。

・EPA:魚の油、オメガ3系サプリ
筋肉の炎症を抑える
筋への酸素運搬・・ 血液
血液サラサラ

・還元型コエンザイムQ10:エネルギーを生み出すミトコンドリアの働きを高める
加齢と共に減少→回復が遅くなる
疲労回復早い→1週間当たりの走行距離が長くなる

サプリメントとの付き合い方
有効?、安全?、ドーピング?(日本製か?)
評価・・ 主観、パフォーマンス分析、血液検査
→正しい情報収集 自己責任

・腸は身体のコントローラー
消化、吸収、解毒、腸内細菌
「幸せ物質」セロトニン、トーパミン
→やる気、意欲

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(2)全員でのパネルディスカッション

野口さんと川内選手のトークに爆笑の連続。

1)夏場のトレーニン

共通して、涼しいところで練習していた。

野口さん
北海道で長期合宿。

川内選手
市民ランナー時代はの週末は(埼玉からはそんな遠くない)日光で一泊二日で50~60キロ走っていた。

2)食事や栄養面での注意点

野口さん
レース3日前から炭水化物の量を増やし、前日はお肉を食べていた。野菜は少なめ。

川内選手
大会前日はルーチンとしてカレーを食べる。
野菜も多く取るようにしている。
レース前は我慢してもレース翌朝のバイキングでは好きな物を好きなだけ食べる。
『コンディショニングセミナー』に出席する資格がないですか?
今年3月のびわ湖マラソンは雨で寒いレース。
いつもなら崩れるケニアエチオピアの選手が最後まで走れてたのは前日、自分の真似をしてカレー食べていた効果と思ってる。

佐藤監督
トヨタ自動車では、長距離練習時はサッパリ。疲労を抜く時はかつ丼やカレー。

3)体調管理方法

野口さん
練習後の体重、毎日の脈拍、便の状態、体温などをチェックし日誌につけていた。
月に1~2回は血液検査をし、体調に合わせたサプリメントを摂取していた。

4)練習(月間走行距離)

野口さん
1300キロ。

川内選手
市民ランナー時代は、500キロ~600キロ。
プロに成ってから1.5倍。
10月の世界陸上ドーハ大会に向けて8月は北海道で長期合宿。1000キロを走るつもり。

5)一番、印象に残っているレースは

野口さん
仮想アテネラソンとして走った2004年2月の青梅マラソン(30キロ)。
1時間39分9秒で優勝。
ゴールのテープを切ったら、当時の監督が不審者と思われ警備員に抑えられていた。(笑)

川内選手
昨年4月、2時間15分58秒で優勝したボストンマラソン
雨で気温3度。
「最初から飛ばしたので、有力な選手が追っかけて混乱した。」

6)男子マラソンで1時間台(サブ2)は可能か?

全員
ケニアの選手の勢いが止まらない。
あと1、2年以内に出るのではないか。

杉田教授
生理学的には、1時間57分58秒まで可能。
理想的な条件(天候など)が揃えば可能性有り。

7)厚底シューズか薄底シューズか

野口さん
現役時代は厚底シューズがなかった。

川内選手
練習ではアシックスの「ゲルカヤノ」や「GT-2000」を、レースでは「ソーティ」を履いている。

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エンディングで、川内選手の奥さま水口侑子さんがサプライズで登場。
市民ランナーと成った今も、月間700キロ走ってるそうです。
(アスリートカップルお似合いでした。末長くお幸せに!)



アッと言う間の3時間のトークショー
市民ランナーレベルのアドバイスでは無かったですが、一流アスリートの経験談を聞けて楽しかったです。

川内選手が身近に感じました。
ちなみに、私は練習・レース共に「GT-2000」を愛用してます・・。

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帰宅時に豪華サプリメントセットをいただきました!

・カネカの還元型コエンザイムQ10
ニッスイのEPA

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